【SMART V2Hの販売は2021年3月で終了いたしました。】

EV(電気自動車)を「走る蓄電池」として扱うV2Hの仕組み。実は太陽光発電システムとの組み合わせによって大きな光熱費削減につながることをご存じですか。ここでは、そんな効率的なエネルギーマネジメントをサポートする三菱電機の「SMART V2H」を紹介します。

太陽光発電システムと組み合わせて、スマートな省エネ生活を実現

三菱電機の「SMART V2H」の特徴は、EV(電気自動車)・太陽光発電システム・系統電力の3つの電気を同時制御できること。昼間に太陽光発電システムでつくった電気を、EVへ貯めておいて夜間に使用すれば、買電量を抑えることができます。また、停電が起きた場合、太陽が照っていれば、太陽光発電システムからEVへと再充電が可能。貯めた電力が安心な生活をバックアップします。もちろん、系統電力からの充電も可能です。

※ 電力会社から供給される電力のこと。

製品情報

設置の目的やライフスタイルに応じて3つのモデルを用意。太陽光発電の売電中はEV(電気自動車)の電気によって家庭内の使用電力をまかなうことで、売電量をできる限り増やす「M7」モデル、余剰買取単価を維持するために、太陽光発電の売電中はEVから家庭への給電を停止させる「Y7」モデル、そして太陽光発電システム用パワーコンディショナを2台設置しても余剰買取単価を維持できる「Y7W」モデルがあります。

※この「押し上げ効果」によって売電量を増やした場合、売電価格が下がることがあります。詳しくはこちらの記事「省エネ生活を加速させる「蓄電池」の基本」をご覧ください。

製品仕様

EVP-SS60B3シリーズ

商品名 EV用パワーコンディショナ「SMART V2H」
形名 EVP-SS60B3-M7 EVP-SS60B3-Y7 EVP-SS60B3-Y7W
充電ケーブル長さ 7.0m
外形図
設置場所 屋外※1(ビルトイン駐車場を含む)
保護等級 IP45※2
使用温度範囲 -20 ~ +40℃※3
EV側電圧範囲 DC150 ~ 440V
AC側定格電圧、周波数(連系運転時) AC202V、50/60Hz
AC側定格電圧、周波数(自立運転時) AC202/101V、50/60Hz
AC側定格電力(連系運転時) 6.0kW
AC側定格電力(自立運転時) 6.0kVA(片相100V最大:5.0kVA)※4
最大電力変換効率 90%※5
運転時騒音 45dB※6
電気方式(連系運転時) 単相2線式(単相3線式配電線に接続)
電気方式(自立運転時) 単相3線式
保護機能 連系保護 OV(過電圧)、UV(不足電圧)、OF(周波数上昇)、UF(周波数低下)、RP(逆電力)
単独運転検出方式 受動的方式、能動的方式
質量 158kg
外形寸法(W×D×H)※7 842×451×1219mm

本体同梱リモコン
(屋内使用)

外形寸法(W×D×H):180×30×120mm
付属品:取付板、取付ネジ、ケーブル20m

※1 直射日光があたる場所は避けてください。設置不可の場所については施工上の注意の「次のところには設置できません。」をご参照ください。
※2 JISC0920で規程する防塵防水に関する保護等級を示しています。いかなる方向からの水の直接噴流によっても有害な影響を受けない防噴流形であることを示すものであり、故障や破損が一切生じないことを保障するものではありません。
※3 ご使用の環境及び負荷により出力を制限する場合があります。外気温が-20℃以下では保護機能が動作するため運転停止します。保護機能は-15℃(目安)以上になると解除されます。
※4 各相のご使用電力差が4kVAを超えると運転を停止する場合があります。
※5 車両への充電および車両からの放電には直流・交流の電力変換による電力損失が発生します。電力変換効率はEV用パワーコンディショナの運転モード、EVの駆動用蓄電池の電圧やご使用の環境などによって変化します。また、EV用パワーコンディショナは待機時も電力を消費しています。
※6 JISC1509‐1で規程するA特性サウンドレベルを示します。製品正面中央1m、高さ1mでの測定値です。運転音は反響の少ない無響音室で測定した数値です。
※7 本体背面突起物、取付足部含む。

まとめ

EV(電気自動車)と、太陽光発電システム、系統電力を同時に使用することができる三菱電機の「SMART V2H」。あいにく2021年3月に販売を終了しましたが、その他メーカーのV2Hや導入効果など、気になる方はお気軽にお問い合わせください