住宅用・産業用問わず、太陽光発電の分野で幅広く事業を展開しているソーラーフロンティア。純国産製の高い品質で、多くのユーザーに指示されています。今回はそんなソーラーフロンティア製品の特長をご紹介します。
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実発電量の高さが人気のソーラーフロンティア
ソーラーフロンティアの一押しは、国の研究機関と共同開発した、純国産製のCIS太陽電池モジュール。電圧が高く、影や曇り、高温の影響を受けにくい特長があり、実発電量が高いことで人気の製品です。
太陽光発電でよく聞かれる「変換効率」は、ある一定条件下での性能を示した理論上の数値であるのに対し、「実発電量」は、それぞれの設置条件のもとで実際に発電される量のこと。2つの指標のうち、ソーラーフロンティアは、後者にこだわっています。
また、黒くて薄いスマートな見た目から、2007年グッドデザイン賞を受賞するなどデザイン性にも優れているのもCIS太陽電池モジュールの特長です。ただし、一般的な結晶シリコン系太陽電池モジュールに比べて、重量が重く、広い設置面積が必要なため、屋根によっては相性が合わないこともあります。
ソーラーフロンティアの魅力
ソーラーフロンティアの魅力① 太陽光に当たることで、最大出力がアップ
ソーラーフロンティアのCIS太陽電池モジュールの大きな特長は、「光照射効果」。実際に屋根に設置し、太陽光に当てることで、最大出力数がアップするという特性があります。これにより、実発電量の高さにつながっています。
ソーラーフロンティアの魅力② 高い電圧で、影による影響を軽減
一般的な結晶シリコン系太陽電池モジュールだと、影に隠れてしまって発電しない部分が発生すると、全体の出力が下がりやすくなるというデメリットがあります。一方、CIS太陽電池モジュールの場合は、電圧が高いことで影による出力低下を抑えられるのが大きなメリット。そのため、影ができやすい屋根や、低層住宅にその強みを発揮します。
また、朝夕の弱い光でも、効率よく発電し、一般的な結晶シリコン系太陽電池と比べて発電量が下がりにくいというデータもあります。
ソーラーフロンティアの魅力③ 真夏の高温時の出力ロスを減らす
真夏は表面温度が高温になることで、発電効率が落ちると言われている太陽光モジュール。一般的な結晶シリコン系太陽電池と比べ、CIS太陽電池モジュールは温度係数が少なく、出力ロスを抑えられます。
ソーラーフロンティアの魅力④ 環境に優しい、省資源&カドミウムフリー
CIS太陽電池モジュールは、一般的な結晶シリコン系太陽電池に比べ、厚さが約100分の1。その分、原材料の使用量を減らすことができるので省資源。また、環境負荷の大きいカドミウムも使用していません。
ここからは下記3つの代表的なソーラーフロンティアの製品をご紹介します。
ソーラーフロンティア 製品ラインナップ 太陽電池モジュール
型式 | SFK185-S |
---|---|
公称最大出力※1(Pmax) | 185W |
公称最大出力動作電圧※1(Vmpp) | 95.0V |
公称最大出力動作電流※1(Impp) | 1.95A |
公称開放電圧※1(Voc) | 121V |
公称短絡電流※1(Isc) | 2.19A |
質量 | 18.5kg |
外形寸法 (mm、L×W×H) |
1,257×977×35 |
型式 | SFK180-S |
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公称最大出力※1 | 180W |
公称最大出力動作電圧 | 92.4V |
公称最大出力動作電流 | 1.95A |
公称開放電圧 | 120V |
公称短絡電流 | 2.18A |
質量 | 18.5kg |
外形寸法 (mm、L×W×H) |
1,257×977×35 |
型式 | SFM110-R |
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公称最大出力※1 | 110W |
公称最大出力動作電圧 | 61.0V |
公称最大出力動作電流 | 1.81A |
公称開放電圧 | 77.0V |
公称短絡電流 | 2.10A |
質量 | 12.1kg |
外形寸法 (mm、L×W×H) |
1,235×641×35 |
型式 | SFM105-R |
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公称最大出力※1 | 105W |
公称最大出力動作電圧 | 59.0V |
公称最大出力動作電流 | 1.79A |
公称開放電圧 | 75.0V |
公称短絡電流 | 2.09A |
質量 | 12.1kg |
外形寸法 (mm、L×W×H) |
1,235×641×35 |
※ 表記の数値は、JIS C 8939で規定するAM1.5、放射照度1000W/m2、モジュール温度25℃での値です。
※ 太陽電池容量は、JIS規格に基づいて算出された太陽電池モジュール出力の合計値です。実使用時の出力(発電電力)は日射の強さ、設置条件(方位・角度・周辺環境)、地域差、及び温度条件により異なります。発電電力は各種損失(素子温度の上昇による損失、パワーコンディショナによる損失、その他損失)により、最大でも太陽電池容量の70~80%程度になる場合があります。
※ 製造後、またはその後の経年変化により、太陽電池モジュール表面の色調が製品ごとに異なることがありますが、発電性能には影響なく、製品異常ではありません。
ソーラーフロンティア 製品ラインナップ パワーコンディショナ
太陽電池モジュールで生み出した直流電力を、家庭用の交流電力に変換する周辺機器。
ソーラーフロンティアのパワーコンディショナは、小型・薄型でスリムなデザインと、95%業界高水準の変換効率、また、電力変換時に発生するスイッチングノイズ(高調波音)を最小限に抑えられます。また、ステップ注入付き周波数フィードバック方式(新方式)を搭載しており、連系協議のスムーズ化を実現しました。
・パワーコンディショナは起動時、運転中にうなり音がする場合があります。また、運転中は聴覚感度の高い方が耳鳴りを感じる高周波音を発生する場合がありますので、設置場所にはご注意ください。
・パワーコンディショナは、太陽光発電システムの中で最もデリケート機器です。台風の多い日本では、風雨にさらされない屋内設置を推奨しています。
ソーラーフロンティア 製品ラインナップ 接続箱
太陽電池で発生した電気を集め、パワーコンディショナへ直流電力を供給する機器。ソーラーフロンティアの製品は、落雷等発生時の安全性を高める避雷装置が内蔵され、屋外でも設置可能です。
また、接続箱の外部に付加させる昇圧ユニットには、太陽電池モジュール枚数の少ない系統を、他の系統と同じ電圧に引き上げる昇圧回路(1回路)を内蔵しています。
まとめ
「変換効率」ではなく「実発電量」にこだわるソーラーフロンティア。影や曇り、高温などの条件下でも安定的に発電できるのは魅力です。気になる方は、ぜひソーラーフロンティア取扱店の日本エコシステムまでお問い合わせください。
詳しい情報はソーラーフロンティアのホームページをご覧ください。